電気安全

電気ソリューション部 システム安全設計課のタンヤポンです。

 東京ビッグサイトで11/29~12/1に実施された「2017国際ロボット展」にロボット事業を支援するソリューションを出展しました。

 パナソニックブースの中で、「人に寄り添うロボティクス技術」のコンセプトのもと、3つのロボットや、2つのコアデバイスと並んで、「ロボットの安全設計・評価ソリューション」と「ロボット導入効果検証ソリューション」を訴求しました。

●国際ロボット展のパナソニックブース

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●展示ポスター: ロボットの安全設計・評価ソリューション

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●展示ポスター: ロボット導入効果検証ソリューション

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会場では、海外を含めたプレスの取材を受け、特に国プロ Impact* にて開発中の「Pain-Sensingダミー」の上腕部モデルのプロト展示が注目を集めました。
(* Impact: 政府の科学技術・イノベーション会議が、ハイリスク・ハイインパクトな研究開発を促進、持続的な発展性のあるイノベーションシステムの実現を目指したプログラム)


 ●Pain-Sensing

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 「Pain-Sensingダミー」とは、人の「痛み」を検知する仕組みを模した計測システムで、骨、筋肉、皮膚の3層のパーツで構成され、各層の間に組み込まれた圧力センサによって、ロボットとの接触時に発生する人体の"痛み"や"不安感"を計測します。この技術は、今後、人とロボットが共存するための、ロボットの安全性や使用性の評価に役立つと考えています。

 「痛み」は、人それぞれで評価の非常に難しい分野ですが、これまで人に近い家電分野で培った人体安全のノウハウや、計測技術を駆使して、再来年にはサービス化できるように開発に取り組んでいます。

 システム安全設計課では、このような生体安全をはじめ、電気安全などの安全設計支援や試験評価を行っております。ロボット以外でも、お客様の目的にあわせた評価方法から一緒に検討させていただくことも可能ですので、ご興味がある方や、お悩みの方はぜひご相談ください。

Panasonic Newsroom パナソニックの「人に寄り添うロボットと技術」が集合~2017国際ロボット展
http://news.panasonic.com/jp/stories/2017/52916.html


電気安全のご紹介はこちら↓
http://www2.panasonic.co.jp/aec/safety/index.html

電気ソリューション部 システム安全設計課の亘です

最近問合せが増えております、医療機器の電気的安全性についてご紹介します。

厚生労働省は医療機器について、産業振興のための政策に取り組み、国際競争力を強化することを推し進めています。
その政策の中で、従来の薬事法が、2014年に「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(通称、薬機法)に改正されて、医療機器の安全性に対する要求も強化されました。

薬機法の主な改正として2つのポイントを紹介いたします。

<医療機器の扱いとカテゴリー>
これまでの薬事法から「医療機器」の「章」が新たに追加され、クラス分類が下記のように改定されました。

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従来と比較し、クラスⅢがPMDA(1機関)から第三者認証(14機関)に拡大されたことで、厚生労働省として増加する医療機器への対応を図りました。

これにより体外式結石破砕装置や汎用輸液ポンプといった医療機関で使用される機器はクラスⅢですので、これまで大臣承認だったものが登録認証機関による第三者認証に変更されるケースがあります。

電子式血圧計や電子体温計といった家電製品に近いような機器はクラスⅡですので、多くは登録認証機関による第三者認証になります。但し、クラスⅡでも、新規医療機器等は大臣承認になる場合もあるので注意が必要です。(クラスⅠやⅢも含む)

この分野の機器については、家電製品に近いこともあり、評価項目や水準のご相談を頂く機会が多いです。我々も、機器の特性を考慮し回答、ご提案をさせて頂いております。

<安全性の適合を確認する規格>
薬機法では安全性の適合を確認するため、JIS T 0601-1を満足することを要求しています。その対象であるJIS規格が2017年5月31日に「JIS T 0601-1:2017」に切り替えられました。(旧版であるJIS T 0601-1:1999は失効しました) 2017年度版では、特に感電に関する要求がこれまでより厳しくなりました。
一例を挙げますと、接地線が故障(断線)したことを想定した試験があります。

医療機器の開発では接地線を設けて感電に対する安全性を高めていると思います。
しかし、この接地線がトラブルにより断線したと想定した試験が追加され、その状況下でも感電してはならないと要求されています。(接地漏れ電流測定)
このように、トラブルを想定した試験が2017年版では多く追加されています。

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弊社では、薬機法に対応すべく評価環境の整備を行い、JIS T 0601-1:2017 (電気的安全性)の評価ができるようになりました。

プロダクト解析センターの試験報告書は、各クラスにおける届出や第三者認証に必要な、エビデンスとして利用頂くことが可能です。

医療機器の安全性についての、ご相談、お困りのことがあれば、是非ご相談下さい。

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漏れ電流試験機(JIS T 0601-1:2017対応)


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絶縁抵抗・耐圧試験機


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アース導通試験機

 

 電力試験担当の渡邊です。


1月27日、日本配線システム工業会様より、JIS C 5381-11の改定に関する検討実験をご依頼いただきました。


今回、実験したJISの改定ポイントは、8.3.5.3.2 SPD(避雷器)の故障モードを模擬するための追加試験です。
SPDと同時に使用される分離器との組み合わせにおいて、SPDが故障モードになった際、SPD又は分離器で正常に電源から切り離されることの確認を目的とした試験となっております。

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写真は実験中の様子です。
今回は実際にSPDを搭載した分電盤に100A,500A,1000Aを通電し、その遮断状態をご確認いただきました。


私共は試験だけでなく、今回のような実験検討もサポートさせて頂いております。
大電流に関わる技術課題がございましたら、ぜひ一度お問い合わせください。



大電力試験はこちら↓
http://www2.panasonic.co.jp/aec/safety/short.html


電気安全のご紹介はこちら↓
http://www2.panasonic.co.jp/aec/safety/index.html

電気ソリューション部の亘です。


先日導入しました、自動車内装材料の難燃性試験機についてご紹介します。


家電製品ではIEC 60695やUL94等の試験により、難燃性の高い樹脂を使用することが要求されます。
自動車では、これらの試験とは別に自動車独自の燃焼試験があります。それが「自動車内装材料の難燃性試験( FMVSS No.302等)」です。


自動車の難燃性試験は、車内で火災が発生したとき、車外へ避難することができる時間を確保できるか確認することを目的にした試験です。材料に着火した後、炎が伝播する速度(燃焼速度)が遅いことを確認します。


プロダクト解析センターでは以下の3つのポイントでスピーディかつ柔軟に試験を行います。


①即日対応・結果速報
  急なご要望にも即日対応、試験結果は速報でご連絡いたします。

②柔軟な対応力
  FMVSS以外の自動車規格についても柔軟に対応いたします。

③確かな技術力
  20年以上の難燃性試験の経験を元に、各難燃性規格を満足する材料の選定についてもご提案いたします。


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自動車内装材料の燃焼性試験はこちら

http://www2.panasonic.co.jp/aec/safety/fmvss.html


電気安全のご紹介はこちら

http://www2.panasonic.co.jp/aec/safety/index.html

電気安全係の大亦(おおまた)です。


今回、漏れ電流試験器を新たに導入しました。

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漏れ電流とは、目的の電気回路以外に流れる電流のことを言い、この電流が人体に流れると感電となります。そのため、各安全規格で評価が必要とされています。


今回、導入しました漏れ電流試験器の特徴は各安全規格で要求されているフィルタ回路が組込まれており、下記の規格全てに対応しています。


・電気用品安全法

・JIS 規格(C 6065, C 9335-1, T 0601-1)

・IEC 規格(60065, 60335-1, 60950-1, 60990, 62368-1, 60601-1)

・UL 規格(EV規格等)

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商品の回路構造、部品、引き回しなどの変更があった場合、電流の流れ方も変わるため、漏れ電流の変化について確認が必要です。
移動が困難な大型機器など、お客様の環境での測定・評価も可能ですので、是非、商品開発にお役立てください。


電気安全係では、火災現象の原因究明から、実使用状況に則した電気安全試験も取組んでおりますので、お困りの際は是非ご相談下さい。



電気安全の紹介はこちら↓
http://www2.panasonic.co.jp/aec/safety/index.html


電気・電力評価課 井内です。

 

タイでのセミナーを終え、帰路に着くまでの束の間にマヒドン大学の方々にバンコク市内を案内してもらいました!

タイは現在、雨季ですが、雨降る様子も無く、日本ではなかなか経験できない暑さでした。

 

また、市内は予想以上に近代的な高層ビルも多く、発展が伺えました。そんななか、王宮ではタイの繊細な装飾技術に圧倒され、また、トゥクトゥクに乗っては渋滞の中でも我先にと突っ込んでいく度胸を学びました。タイマッサージで日頃の疲れも吹っ飛び、おいしいゴハンと笑顔の耐えないやさしい人々に囲まれて英気を養うことができました。まさに微笑みの国を実感してきました。

 

これからも日本やタイのロボット普及のために尽力していきます!

 

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ロボットの安全性についてお困りごとがございましたら、是非解析センターまでお問い合わせください。

 

安全性評価については こちら↓

 

電気・電力評価課 渡邊です。

 

7月9、10日にタイのマヒドン大学( University)で医療ロボットの実用化に向けたセミナーを開催し、渡邊、井内(同課)、高田(パナソニックマネジメントタイ㈱出向)の3名が講師を担当しました。

タイでは、医療ロボットの実用化のための国家プロジェクト(Center for Advanced Medical Robotics)が開始されており、その一環として、このセミナーを企画させてもらいました。このセミナーで私たちは、パナソニックの生活支援ロボット実用化を支えた技術や経験・ノウハウを伝えてきました。日本はもちろん、タイの医療ロボット産業の拡大に向けても技術面からどんどん支援していきたいと思います。

 

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Evaluation Technology to Ensure Product Quality

製品品質を支える評価技術)」 渡邊 竜司

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「Risk Assessment(リスクアセスメント)」 井内 亜悠子 

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「Development of the Design and Quality Evaluation Technology (設計・品質評価技術の開発)」 高田 和憲

 

ロボットの安全性についてお困りごとがございましたら、是非解析センターまでお問い合わせください。

 

安全性評価については こちら↓

 

>http://www2.panasonic.co.jp/aec/safety/

 

電気ソリューション部 電気・電力評価課 亘(わたり)です。
今回、電気用品安全法(電安法)で要求される「電源プラグのトラッキング対策」の新基準での試験が可能となりました。そこで、改正された電安法の概要と、新試験サービスをご紹介致します。


<改正電安法の概要>
平成27年1月の改正により、ほぼ全ての電気製品に使用されるプラグに対して、下記の性能が要求されることになりました。
・耐トラキング性(PTI値)
・グローワイヤ難燃性

safety-02.jpgトラッキングによるプラグの燃焼(再現) 

 

<新試験サービス>
1.耐トラッキング性試験
プラグの栓刃を保持する絶縁材料に対して、JISに規定されるPTI値が一定値以上であることが要求されています。

safety-01.jpg CTIPTI測定試験機

  

2.グローワイヤ燃焼性試験
プラグの栓刃を保持する絶縁材料に対して、JISに規定するグローワイヤ試験(750℃)に耐えることが要求されています。

safety-03.jpg  グローワイヤ燃焼性試験機

 


改正電安法に関してご不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さい。ご希望の納期にも出来る限り対応させていただきます。


お問い合わせはこちらから↓
http://www2.panasonic.co.jp/aec/safety/guide.html

 

<補足>
・トラッキング性
JIS C 2134 固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
PTI値 差込みプラグ,マルチタップ:400以上、漏電遮断器:250以上、ダイレクトプラグイン機器:100以上


・グローワイヤ燃焼性
JIS C 60695-2-11 最終製品に対するグローワイヤ燃焼性試験方法
JIS C 60695-2-12 材料に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWFI)

電気電力評価課 渡邊です。

5月16、17日の日本火災学会にて、直流による電気火災について、藤原、渡邊の2名が発表させていただきました。

テーマは「直流環境下における亜酸化銅増殖現象の特異性 」と、「絶縁材料の耐アーク着火性評価法」です。

直流の危険性については、まだ周知されていないことも多く、こういった先行研究を行いながら安全性評価へ活用しております。

 

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「直流環境下における亜酸化銅増殖現象の特異性」 藤原 裕幸

 

Watanabe_150517.jpg 「絶縁材料に対する耐直流アーク着火性評価法」 渡邊 光

 

直流の安全性についてお困りごとがございましたら、是非解析センターまでお問い合わせください。


安全性評価については こちら↓
http://www2.panasonic.co.jp/aec/blog/safety/

 

製品安全チームの亘です。
お問い合わせを頂くことが多い試験の1つである、「電源コードの屈曲試験」について紹介します。

winding.jpg電源コードは、コード部分を持ってコンセントから引き抜いたり(ずぼら抜きと呼ばれています)、掃除機のコードのように掃除機の移動に伴ってストレスが加わったりすると、その屈曲により、コード内部の芯線が断線し、スパークにより発火に至る場合があります。

このような断線トラブルを未然に防ぐために、製品安全チームでは、さまざまな条件による屈曲試験を実施しております。

電気用品安全法の電源電線の折曲げ試験や、IEC規格に規定されている実負荷試験(定格電圧・電流を印加した試験)は勿論のこと、規格で規定されてない屈曲角度、屈曲速度の試験も可能です。

   屈曲角度:±45,60,90,150,180度
   屈曲速度:6,10,20,40,60,120回/分


さらに、電源コードだけではなく、信号線や中継ケーブル等の屈曲性も評価可能であり、最近では、新商品評価、市場での断線トラブルの再現など、幅広くご相談、試験依頼を頂いております。
コード、ケーブル類の断線でお困りのことがあれば、是非ご相談下さい。
http://www2.panasonic.co.jp/aec/safety/index.html

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