“自然治癒力”をロボットが身に付ける日も遠くない!?

yoshimoto【井内】
AIの研究がロボットサッカーの目的でもあるって言ってたけど、具体的な目標設定があったりするのかな?

【吉元】
2050年に、人間のサッカーのワールドカップ優勝チームとロボットチームが試合をし、人間に勝とうという目標を掲げています。

【吉村】
そのときはやっぱり、ヒト型ロボットで、AIは分散型?つまり、限りなく人間に近いということ。

【吉元】
そうなりますね。

【奥村】
ヒト型ロボットの開発状況ってどうなんだろう?高性能なAIと運動機能を持ったこのロボットも、形はヒトとはまったく違うわけだし。
僕はお気に入りのアイドルや女優の姿をしたロボットが家にいてくれたら…って思ったりするけどな。一緒にダンスを踊ったりとかね。


【吉元】
ヒト型ロボットといえば、大阪大学の石黒先生が有名ですね。

【吉村】
知ってる知ってる!最近、夏目漱石型ロボットを開発した。

yoshimoto 【吉元】
そうです。人間と一緒に活動するロボットは、やっぱりヒト型がいいかもしれません。
人間の感情の問題として、受け入れやすいからです。逆に、感情は関係なく純粋に効率だけを求める場面なら、このロボットのようにタイヤで移動するタイプでもいい。移動スピードは圧倒的にこっちのほうが上ですからね。人間が暮らす環境というのは、不確定要素がとても多いです。
例えば道路で人が飛び出してきたり、予想外のものが道に落ちていたりします。こういう環境は、まだまだロボットには厳しい。それに対して工場や倉庫といった人為的な環境は、条件が安定している。だからロボットが活躍しやすいんです。やはり人間とロボットがあたかも人間同士のようにともに暮らすには、今以上のAIの発展が欠かせませんね。倉庫と言えば、Amazonの倉庫内で活躍しているロボットはロボットサッカー大会からのスピンオフです。この大会で磨いた技術を元にして会社を設立し、その会社がAmazonに買収され、倉庫管理にロボットを使ったそうですよ。


【吉村】
ロボットが高性能化すれば、発する熱量も大きくなりそう。材料の劣化が問題になったりしないかな?今のサッカーロボットの場合はどう?

【吉元】
材料で言えば樹脂とゴムの劣化は早いですね。部品で言えばタイヤです。金属はアルミを使っていて、比較的強いですよ。

【吉村】
メンテナンスが必要ですね。

【吉元】
そうなんです。実は人間のすごいところって、自然治癒力を持っているところなんです。言ってみれば、自動メンテナンス機能付きロボット。それが人間です。

【奥村】
そのうち、本当にそんなロボットができるかもしれないよね。

yoshimoto 【吉元】
異常を認識して、警告音などで知らせてくれる機能を備えたロボットは既に存在します。あと、小さなロボットをいくつも合体させて1つの働きをさせるという考え方のロボットもあります。このロボットは、故障した“ミニロボット”が自分の意思で集合体から分離するんです。一部を失いながらも全体の機能を損なわないという意味では、自然治癒力に近づいていると考えることもできます。

【井内】
部品交換ぐらいなら、もうすぐ現実になりそうじゃない?例えば軽いキズぐらいなら、ロボットが自分で皮膚を交換してしまうとか。

【吉村】
人間がプロテインを摂ってパワーアップするみたいに、ロボットも目的に応じた部品交換を自分でするようになるとか。「今日は力仕事だから、パワー系の部品を使おう」なんて感じ。

【奥村】
着替え機能を開発してもらいたいな。今日はあのアイドル、明日はこの女優っていうふうに着替えてもらう。毎日が楽しいだろうなあ。コミュニケーション機能も備えていて、話し相手になってくれたら申し分なし!

【井内】
私は家政婦ロボットがいいな。おいしい料理を作ってくれるロボットがいい。